陽だまりハイクその1(多気山・雲雀鳥屋)(2005年11月)

年月日:    2005.11.20(日)

行程:     北側登山道の林道出会いから出発(13:10) 〜 三角点(13:24) 〜 水龍様に立ち寄り(13:55) 〜 出発点に帰着 〜(車で移動) 〜 雲雀鳥屋南の神社出発(14:09)〜 雲雀鳥山頂(14:38)〜 作業道・童心塚線経由で帰着(15:10)

前日は足尾まで行ったので本日は家でおとなしくしようと思ったものの、またしても平地は天気がよろしい。ガソリン補給に行くついでに高原山・八方ヶ原を散策しようと思い立ったのだが、高原山に向かううちにどんどん雲が拡大して八方ヶ原が翳ってしまった。暗い山は嫌いなのでUターンして行く先を宇都宮森林公園方面に変更。予定外のことなので、地形図は無し。この地域には幾つか未訪の場所があり、午後から気楽に散策するのに丁度良い。寒い日なので低山の陽だまりハイクをする。

まずは多気山訪問。田野町から宇都宮森林公園に向かう途中、多気山をグルッと巻く林道(名前忘れた)がある。林道最高点より少し下ったところで多気山の北側登山道と交差する。「山頂まで20分」とのこと。あまり歩く人は多くないようだが、登山道は明瞭で、ヒノキの植林地を快適に登っていく。山頂近くの北東側下方に人工的に築かれた大きな平坦地がある。空堀跡を越えるとすぐに三角点到達。三角点からの眺望は良くない。

画像
多気山三角点   13:24


南側に移動すると、戦国時代に宇都宮氏が築いた多気城の本丸跡である御殿平に到る。御殿平には東屋がありピクニックに良い。

画像
御殿平    13:27


雲雀鳥屋に向かう途中、林道沿いに「水龍様入り口」の表示を見た。植林地のミヤマウズラ?にびっしりと覆われた林床の消え入りそうな踏み跡を辿ると、田野町の氏子が祀る神社があり、幽玄な雰囲気を醸し出している。

画像
水龍様  13:55


深山であれば不動尊に相当するのであろう。正面右には御水場があり、冷たくはないがきれいな水がチョロチョロ滲み出ている。現在の多気山は全山植林されているが、昔は地元にとって貴重な水源の森だったということか。

多気山と雲雀鳥屋の間に細野から松沢に抜ける舗装道路があり、多気山の北側の登山道は林道を横切ってこの道路の峠に相当する場所に降りてくる。斜め反対側にある神社まで車で移動。

画像
雀鳥屋登り口の神社  14:09


手の藪を適当に登って尾根上に出る。尾根上には整備された登山道ではないが明瞭な踏み跡があり、コブ2つ越えて山頂に到る。雲雀鳥屋南側の神社から出発。神社の裏手の藪を適当に登ると尾根上に踏み跡が有り、コブを2つ越えて迷うことなく山頂に到る。この山も眺望無し。

画像
雀鳥屋山頂    14:38


北側に踏み跡を辿り、標高350mの場所から西に向かって岩がごつごつした斜面を下ると、鶴ゴルフ場に近づく。下手くそな客がぶち込んだゴルフボールがたくさん落ちているのでこのコースを歩くときはヘルメット着用するのが無難か。ゴルフ場の際を避けてひとつ南側の尾根を下り、最後は作業道・童心塚線に抜けた。

もうひとつ、天狗鳥屋に行くつもりであったのだが、地図を持たないのでどれが天狗鳥屋なのか見当がつかない。雲が多くなって陽だまりハイクとは言えなくなってしまったためとし、舗装道路を歩いて車に帰着。

山野・史跡探訪の備忘録