東荒川右岸尾根(鳥羽ノ湯〜旧道峠、2009年12月)

年月日: 2009年12月30日(水)

行程: 鳥羽の湯近くの巡視路入り口(13:50)〜峠道跡(15:36)〜帰着(16:36)

関連記録: 東荒川ダム南側尾根縦走 (1999年10月)

最近太ったと嘆く次女を連れて27日に羽黒山、29日に古賀志山で軽くハイキング。本日は曇りで山歩きの予定はなかった。昼食後に用事で外出ついでに軽く運動するつもりが、短時間ではあるがハードな山歩きとなった。

家を出たのは午後一時半。どこを歩こうか思案しながら塩谷町方面に車を走らせるうちに、昨年途中で時間切れ退却した東荒川右岸尾根縦走を完結させる案が浮かんだ。この尾根の標高750m鞍部(北緯36度50分17秒、東経139度48分40秒)に尾根を跨ぐ峠道があり、峠道から891.5mピークを経由して豊月平放牧場を見下ろす場所まで歩いたことがある。丸山から峠道まで歩けばこの尾根の主稜の様子は一通り把握できる。

思いつきの山歩きなので地図や磁石の類の準備なし。デジカメも持ってこなかった。携帯電話は持っているが、どうせ撮影するに値する光景には出遇わないだろうから出番はないと思われる。パンと飲料水だけザックに入れて歩行開始。

この一年の間に何者かが犬の小便みたいにしつこく黄色テープを付けた。帰りに迷わないために付けるのは勝手だが、ゴミは帰りに回収すべき。

汗をかかないようにゆっくり歩いて1時間程度で峠に到着できればと期待していたが、右下に見える東荒川ダムとの位置関係から判断して時間的余裕は無さそう。小ピークに達する毎に進退を思案しながら歩を進める。夕刻になって空が晴れて雰囲気が良くなったし、稜線は藪が無く歩き易いのだから、今回も途中退却するのはもったいない。時折遠くから銃声が響いてくるが、近くにはいないようだ。時間切れの場合は峠道を辿って東荒川ダム奥の天上沢に下り舗装路を歩いて周回することにする。

尾根の標高650m以上の稜線部は基本的にアカマツが生えており、確か峠道が北から尾根に上がってくる枝尾根には植林されていたはず。注視しながら尾根を進んで植林地から上がってくる峠道跡を確認。本当はここから南側に下ってみたいのだけれども、遠回りになるので自重。ここに来るのはおそらくこれが最後だろう。

時刻はまだ15:30前。往路の稜線を飛ばして日没までに戻る。気持ちに余裕が無かったせいか、北緯36度50分27秒、東経139度49分37秒の辺りで下るべき枝尾根を誤った。間違いにはすぐに気づいたが、登り返しするのが嫌でそのまま植林地内の支沢に降りた。標高500mの鞍部(北緯36度50分31秒、東経139度49分52秒)を越えて東荒川側の植林に下ってくる古い仕事道(これも峠道か?鳥羽新田から延びる道の続きと思われる。)を利用して容易に稜線に復帰。1年前の経験は無駄ではなかったな。

夕闇迫る中、無事車に帰着。

山野・史跡探訪の備忘録