足尾のツツジ鑑賞

年月日: 2011年5月22日(日)

行程: 取り付き出発(05:36)〜山頂(08:00-08:15)〜帰着(10:19)

今年は奥鬼怒の帰りに大日向山北側の山肌にアカヤシオが咲いているのを見たが、ツツジ類の観賞はしていない。土曜日(21日)に自宅の処分で氏家に行くついでに、翌日曜日に栃木県でお気に入りの場所に今年最初で最後のツツジ観賞に行こうと考えた。当日の天気予報は曇り後雨で午後から雷を伴なって激しく降る可能性有りとのこと。こんな日は誰に遇うこともなく静かであろう。反面、のんびり尾根歩きしている余裕はなさそうなので、早朝に短時間で往復することにした。どこまで行くかは空模様次第。

朝は快晴で午後から雷雨というのが嘘みたい。

最初にクリンソウがお出迎え。


尾根上まで行かなくてもカラマツ植林地にトウゴクミツバツツジが多数点在。

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標高1,300m付近の尾根筋や北西風の当たる斜面ではトウゴクミツバツツジとシロヤシオによる紫と白の共演(競い合う関係ではないので)が見られる。標高1,400m前後の尾根筋のツツジ満開のプロムナードを期待してきたのだが、若干早かったようでまだ蕾状態のツツジが多い。標高1,400m前後のトウゴクミツバツツジの見頃はこれまでの経験上例年5月25日前後と思われる。


空が曇る前に第一の折り返し候補地到着。アカヤシオはちょうど見頃であった。


傾斜のきつい北側斜面にアカヤシオが集中。

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アカヤシオの蕾の写真を撮りたかったのだが、開花のタイミングが揃っていて蕾状態の花が少ない。

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最初は上向きで、開花直前に真横を向くのが特徴である。


山頂滞在中に徐々に雲が出てきたので退散。途中、15分程度ワラビ採り。谷間にはもうエゾハルゼミの鳴声が響いている。良い季節だ。

クワガタソウ(実物はこの2/5程度の小さな花です。)
ヤマツツジ


降りてきて25分後には細かい雨がパラついた。第一候補地で折り返したのは正解だったようだ。

山野・史跡探訪の備忘録