房総丘陵ハイキングその4(増間ダム 〜 大日山 〜 御殿山 〜 安房中央ダムの周回)

年月日: 2015年12月27日(日)

行きの電車

  武蔵浦和(05:39) - JR武蔵野線 - (06:35)南船橋(06:37) - JR京葉線 - (06:56)蘇我(07:04) - JR内房線 - (08:46)館山

行程: 北条海岸散策〜鶴谷八幡宮参拝〜レンタカーで館山出発(10:00)〜増間林道の駐車スペース(10:24) 〜大日山〜御殿山〜奥が廃道化している林道・二の滝線〜安房中央ダム〜吉野集落経由で県道にショートカット〜駐車地に帰着(14:57)〜滝田城址立ち寄り(時間足りず本丸に届かず)〜車を返却(16:00)

帰りの電車

  館山(16:19) - JR内房線 - (17:59)千葉(18:06) - JR総武線 - (18:31)西船橋(18:37)- JR武蔵野線 - (19:24)武蔵浦和

今年も青春18切符の消化を兼ねて、昨年に続いて南房総で歩き納め。

この地域の予備知識全くなし。意図的に他者情報を一切仕入れず地形図だけ見てコースを検討。大日山と御殿山の間は整備されたハイキングコースであったが、それ以外はハプニング続きのとんだ藪歩きとなった(詳細は記述せず。)。経塚山にも立ち寄りたかったが、レンタカー返却まで時間的余裕がなかったため見送り。

スダジイ、ヤブツバキ主体の鬱蒼とした照葉樹林と竹やアオキの藪が織りなす南房総ジャングル地帯の歩きもたまには面白い。次回行くとしたら、富山、伊予ヶ岳、津辺野山辺りか。

車のレンタル開始まで時間がある。北条海岸を散策し、鶴谷八幡宮に参拝してからレンタカー店へ。

鶴谷八幡宮の御神木
鶴谷八幡宮とコウヤマキ(イヌマキ?)の御神木
鶴谷八幡宮正面造り天上の彫り物
正面造り天上の彫り物


増間ダム西岸の路肩に車を置いた。てっきり対岸の尾根道が正規の登山道であろうと思っていたのだが、増間ダムを渡る橋は何故か進入禁止。しっかりとした橋で通行する分には全く危険はない。

増間ダムから続く植林尾根
増間ダムから続く植林尾根の破線路
アオキの藪
途中で道が消えアオキの藪と化す。
登山道出合い
ようやく現役の登山道に出合う。
坊滝から来る道の合流点
坊滝から来る道が合流する場所


大日山なんて誰も居ないのかと思ったら、山頂には多くのハイカーが居た。此処で初めて富山の存在を認識。大日山から御殿山までアップダウン多し。結構人気のハイキングコースのようだ。

鷹取山から見る富山、伊予ヶ岳
富山〜伊予ヶ岳(鷹取山から)


御殿山も眺めが良い。常緑樹がうっそうと茂る山頂に幾つか石祠が存在するが説明の類はない。

御殿山山頂
御殿山山頂


御殿山に至るルートが4本在り、3本は多くのハイカーに利用されているが、自分が辿る予定の東側に向かうルートのみ整備されておらず藪。最後は手入れされていない植林尾根で傾斜もきつく土壌がガサガサと崩れる。要所に張ってあるトラロープのおかげで安全に谷に降り立ったものの、谷底の林道は放棄されて久しく荒れ放題。

画像
林道二ノ滝線に続く廃道


二の滝線第三号隧道
二の滝線第三号隧道
二の滝線第三号隧道の銘板
昭和三十六年竣工


現在、二の滝線沿いに人家は存在しない。

二の滝線沿いの孤立した耕作地
山奥にポツンと在る耕作地


順調に安房中央ダムに到着。

山入集会所近くの残り紅葉
山入集会所近くの残り紅葉


安房中央ダムの貯水量は少なくダム底が露出していた。流れ込む水も何故か濁っていてお世辞にもこの時期は絵になる存在ではない。ダム近くの小規模な水田には電気柵が設けられている。

鍛冶畑集落の犬が吠えるので気分悪し。隧道の中で手をパンパン叩いて挑発してやった。隧道を経て安房中央ダムの下流側で国道410号に抜けた。経塚山にも行ってみたかったのだが時間が足りない。

国道410号から見た経塚山
国道410号から見た経塚山


吉野集落経由で県道にショートカットしようとして道を誤り、136m ピーク北西斜面の広い竹林に迷い込んだ。素直に引き返せばよいものを、時間が気になってそのまま突っ切ろうとしてつい深入り。目指す場所は谷の向こう側。鬱蒼とした藪とドロドロの谷間を突っ切って電気柵を躱してようやく現役の道路に脱出。

136m ピーク北西斜面の竹林
136m ピーク北西斜面の竹林


なんとか時限までに増間ダムに戻ってこられて安堵。

増間ダム堤頂
増間ダム堤頂


山野・史跡探訪の備忘録