長手尾根(仮称)ちょこっと

年月日: 2017年6月4日(日)

行程: 那須烏山市・石原から長手に抜ける道の峠・標高約150mから崖上・標高約200mまで往復

三沢左岸尾根歩きが早々とポシャって時間が余っている。烏山でアユ釣り場の様子見がてら、長年気になっていた場所を訪ねてみよう。川治第一トンネル北の広場で仮眠休憩してから烏山へ移動。

アユ釣りを始めて以来、毎年必ず那珂川の荒川合流点の上流側に形成された中州を訪れている。広大なフィールドで視界を遮るものがなく、那珂川左岸・下境地区の背後に大きな崖を持つ山が目立つ。那珂川に面する崖は那珂川と長手沢に挟まれた細長い尾根の北側に位置する。尾根の最高点である四等三角点の基準点名も『長手』であるので、長手尾根と仮称する。

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長手尾根の崖


先週、長峰ビジターセンターに立ち寄ったのを機に地形図でアプローチを確認しておいたので、迷わず下境・石原から長手に抜ける道に入った。この道は関東ふれあいのみちNo.27(石段とツツジ咲く峠のみち)の一部でもある。

石原から分岐する舗装路は尾根西側斜面を登って切通しで長手沢側に抜ける。この峠から長手尾根の植林地に上がれるようになっている。アズマネザサの藪もあるが、踏み跡があって辿るのは容易。

踏み跡はほぼ忠実に稜線を辿る。崖のある場所は稜線からスパッと西側が切れ落ちている。崖の下が杉植林地になっているのだから最近形成されたものではなさそうだが、崖の表面が生々しいので現在地も崩落しそうな気がして怖い。安全で障害物のない写真撮影向きの場所ではないが、栃木県北西部を一望できて満足。

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下境と荒川合流点を見下ろす


三角点まで往復する時間的余裕がなさそうであったので、崖上から引き返した。

山野・史跡探訪の備忘録