年月日: 2020年1月4日(土)
行程: 西武池袋線・仏子駅(09:55)~ 桜山展望台(10:40 - 10:53)~ 八幡神社(時刻不明)~ 金子神社(11:14)~ 緑のトラスト入口・八高線踏切(時刻不明)~ 安養山・長澤寺から旧上州道に入る(時刻不明)~ 139.8m三角点(12:03)~ 七国広場で折り返し(13:00)~ 秋葉大権現に立ち寄り(13:16)~ 阿須丘陵七国コースから飯能駅近道に逸れる(13:27)~ 尾根地区に下山(時刻不明)~ 飯能大橋(14:15)~ 飯能駅南口(14:25)
仕事始めの前にできるだけ体重を落としておこう。今の時期、たいして面白いことが期待できそうない山域まで金かけていく気にならん。近場の予備知識の無いエリアで適度にアップダウンのある破線路を繋いで駅から駅まで歩行可能な場所を物色。西武池袋線の仏子駅近くで丘陵に上がり、八高線を跨いでその西側の山域を七国峠まで歩いてから下山して飯能駅まで歩く計画である。
半ば予想はしていたが、前半部の加治丘陵には入間市が整備した「ふれあい茶ん歩道」なる舗装されたハイキングコースがあり、市民の憩いの場となっている。
武蔵野音大横の舗装路を登っていくと巨大なオブジェ群がケツを向けてお出迎え。この辺りの山林は西武鉄道の管理地らしいのだが、この一画だけ私有地のようで、家屋を囲むように高さ5m位の白い女性像が何体も立っている。道路はその東側で折れ曲がってオブジェの上方を南西に向かう。オブジェに顔がついているのが見えたが、持ち主が道路下で作業中だったので上方からの写真は無し。
どこまで行っても桜山展望台の案内が現れる。桜山展望台は丘陵南側の花ノ木地区の近くにあった。1987年竣工とのこと。
一応周りの樹木よりも高いので360度見渡すことができるが、特に珍しいものが見える訳ではない。
舗装された道は愛宕神社を経て下谷ヶ貫地区に下る。市道の反対側の道路を進むと八幡神社の参道があり、その先に「ふれあい茶ん歩道」の続きがある。こちらは未舗装の山道然としており、歩く人は少なそう。
上ヶ谷貫地区から上がってくる未舗装林道に合流し、やがて金子神社に至る。
飯能市に抜けるには金子神社から尾根道を北北西に辿るのが正解のようだが、欲張ってそのまま西南西に歩を進める。やがて墓地に至り、細い山道を辿って緑のトラストエリアに降りた。沢沿いの道は石がゴロゴロしてやや歩きにくく、出口にはテープが張られて進入禁止の標示有り。入間川支流の沢には橋が無い。橋があるはずの場所が飯能市との境界であり、飯能市側は一見廃道っぽい。このエリアに来る人は少なそう。
八高線踏切を渡って県道を北に下り、安養山・長澤寺の裏手から続く尾根に上がった。
尾根道は一応「阿須丘陵七国コース」とされているのだが、普通の山道であり案内の類が極めて少ない。。
ほぼ全て植林地であり、枝道の接続箇所に劣化した粗末な道標があるのみのため、漫然と歩いているとどの辺りに居るのか判然としない。一応、七国峠方面の表示があるので適当に尾根道を行けばよい。道上にはマウンテンバイクのタイヤ痕が目立つ。未舗装林道に合流するまでの間に行き遇った人は皆無であった。
現在地が七国峠であるかのような標示があったが、地形図の七国峠の表示位置とは異なるし、その風格もない。納得がいかないのでそのまま未舗装林道を南に辿った。その後、七国峠の標示は現れない。その代わり、「阿須丘陵七国コース」の詳細な案内図に至った。
峠の記載はない。案内図の「七国とは・・・」の説明にある如く、「七国峠」とはどこか一か所の分岐点を指すのではなく幾つかの道が接続する尾根一帯を指す呼称であるようだ。
七国峠の正体が判ったものの何か物足りない。案内図の「七国広場」なるものを見届けてから引き返し、案内図の分岐から飯能駅方面に下ることにする。
未舗装林道を歩く間、マウンテンバイクが6台、やかましいオフロードバイク3台、ハイカー数名を見た。この辺りの山林は立正佼成会やどこかの教会が所有しているらしい。どんな関係があるのか判らないが、東京都の区名が書かれた表示が次々に現れる。
弥兵衛松とはさぞ立派な松であろうなと期待していたら、みすぼらしくヒョロヒョロ。日照が足りずにいずれ枯れてしまうのではないか。
「七国広場」はハイキングコースの入口にあたる駐車地であって、特筆するもの無し。
秋葉大権現に立ち寄り。火防の神様といえば愛宕神社だが、関東一円には火防の神様として静岡の秋葉神社を勧請した神社も多い。この秋葉大権現は風化していないが、文化14年に武州多摩郡今井郡が建立したもの。
案内板のある分岐には「飯能駅近道」と標示されている。途中に何か所か標示があるが、アンテナが立つ場所で道を逸れてしまうと惑わされて違う道を下る可能性がある。麓まであと高度差50mを残す地点で程度こそ軽いが腸脛靱帯炎が再発した。舗装道路の下りでは発症しないが、連続する山道の下りでは発症する。この違いは何なのだろうか。
県道から左折して美杉台を経由して飯能駅に向かう。飯能大橋上流側の石積みが崩れているが、あれも台風19号の影響なのだろうか。
行動時間4時間半。予備知識がなかった分、面白みが連続するハイキングであった。この他にもハイキング候補地があるので今後お世話になりそうである。